成功体験談:看護師の経験を生かしてフリーランスの心理カウンセラーの道へ

こんにちは!ナースキャリアアカデミー編集部です。

今回は、NCA卒業生の成功体験談第一弾。フリーランスの心理カウンセラーとして活動されている美咲さん(仮)です。

キャリアに行き詰まりを感じていた病棟看護師時代から、アカデミーのサポートを受けて新しい道を見つけるまでの経緯を語っていただきました。

「もっと早く動け」と怒鳴られた夜

私は病棟看護師として、約15年間勤めてきました。看護の仕事は好きですし、やりがいを感じていました。でも30代になった頃から、少しずつ無理が出てきたんです。年々、身体が辛くなってきて、特に夜勤明けは本当に疲労困憊でした。

ある夜、特に忙しい夜勤がありました。22時ごろ、患者さんが心肺停止になり、チーム全員で必死に蘇生を試みましたが結果はむなしく、1時間後に亡くなりました。その直後、重度の糖尿病患者の対応が必要になってインスリン投与とモニタリングに追われ、さらに高齢の患者様がベッドから転落して大きな傷を負い、急いで応急処置を施しました。朝方は若い看護師がパニックに陥り、IVラインの再挿入を助けることになるなど、休む間もなく働き続けました。

その時、医師から「もっと早く動け」と怒鳴られたんです。さすがに心が折れてしまいました。「こんなに頑張っているのに」って。

家に帰ると涙が止まらず、「もう無理かもしれない」と思いました。このままでは、体も心も壊れてしまう。この時、今まで漠然と考えていた「転職」が急に現実味を帯びました。

他の病院にうつることも何度も考えたけれど、結局どこに行っても看護師が大事にされない実情は変わらないんじゃないかって思っていました。でも、私は看護師の仕事しか知らないんです。今まで積み上げてきたものだってあるし、他の仕事をすることはなかなか考えられなかった。何より、看護の仕事は好きなんです。

フリーランスになった同期との再会

元同僚の田中さん(仮)のことを思い出しました。田中さんは私の同期で、ナースとして同じ病棟で5年間一緒に働いていた仲間です。彼女はいつも明るく、どんな困難な状況でも笑顔を絶やさない人でしたが、彼女もまた同じように過酷な勤務に疲れ果て、病棟を離れることを決意して3年前に辞めていったんです。

彼女がフリーランスで働いていると噂で聞いたことを思い出して、すぐに連絡を取りました。噂で聞いた時は「フリーランス看護師」なんてよくわからなかったのですが、なんとなくその時の私にはピンときたんです。田中さんは、私の話をとても親身に聞いてくれました。そして彼女から、ナースキャリアアカデミーのことを知ったんです。

その時、彼女はナースキャリアアカデミーのプログラムを修了し、フリーランスの心理カウンセラーとして活動を始めてから1年が経った頃でした。田中さんは、看護師の資格を持つ心理カウンセラーとして、ストレスや不安に悩む患者さんの相談に乗りながら心のケアをする仕事をしていました。

日々の業務をこなすのでいっぱいいっぱいだった病棟勤務の頃に比べて、「自分のペースで自由に働けることが本当に幸せに感じる」と彼女は言っていました。相変わらず笑顔が素敵でしたが、私には昔の彼女よりもキラキラして見えました。

私にも、もっと私らしい働き方があるのかもしれないと思いました。

それからフリーランスの看護師について調べてみたら、看護師にも色々な働き方があるのだとわかりました。フリーランスで成功した方がたくさんいて、例えば訪問看護師として週3日勤務で月収40万円を得る人、心理カウンセラーとして個人開業し、月収100万円を超える人もいました。

看護師の資格を生かせる職場が病院だけではないことは知っていましたが、私は病院で勤め続けることがキャリアの一番の近道だと思い込んでいたんです。これまでの自分の視野がいかに狭かったかを思い知りました。

そして、私も田中さんのように変わりたいと強く感じて、ナースキャリアアカデミーに申し込みました。

私の15年は無駄じゃなかった

最初の無料相談では、専属のコーチが私のキャリアの悩みや目標について丁寧にヒアリングしてくれました。「あなたが本当にやりたいことは何ですか?」という問いかけに自分の気持ちを正直に話していると、「患者さん一人一人にもっと深く関わりたい」という思いを強く持っていたことに気づきました。

看護の仕事にこだわらなくても、心理カウンセラーとしての仕事はとても魅力に感じました。心理カウンセラーは看護師の資格が必須な仕事ではありませんが、患者さんのメンタルケアを行ううえで、看護師としての専門知識と経験はかなり役に立ちます。看護師の資格と経験を持っているからこそできるカウンセリングがあるんじゃないかと思っています。

転職するにしても、看護師として頑張ってきた15年のキャリアを生かせる仕事をしたいという思いが強かったので、私にぴったりだと思いました。

幅広く実践的なプログラム

ナースキャリアアカデミーのプログラムは、非常に実践的で、幅広い内容が盛り込まれていました。

心理カウンセリングに必要なスキル、例えばカウンセリングの技法や患者さんの心理状態の評価、ストレス管理方法など、かなり実践的な内容まで知ることができました。さらに、フリーランスとしての案件獲得の方法など、誰にも聞けないような内容から、契約書の作成などの基本的な事項までしっかり学ぶことができました。

研修の中で特に印象に残ったのは、心理カウンセリング技術の実践演習でした。実際の症例を元にしたシミュレーションを通じて、患者の心理状態を見極め、適切なカウンセリングを提供するスキルを磨くことができました。例えば、不安障害を持つ患者さんに対する認知行動療法の実践など、具体的な技術を学ぶことができました。

また、実際に心理カウンセラーとして成功している先輩方の話を聞く機会があったのもすごく良かったです。

フリーランス心理カウンセラーとしての道

プログラムを修了した後、私はフリーランスの心理カウンセラーとして新たなキャリアをスタートさせました。

初めての仕事は、ストレスによる不眠に悩む患者さんのケースでした。初回のカウンセリングで患者さんの睡眠パターンや生活習慣、ストレスの原因を詳しく聞き取り、その後、リラクゼーション法や睡眠衛生指導、ストレス管理技術について説明して、少しずつ実践してもらうことにしました。数週間後のフォローアップカウンセリングでは、患者さんが「毎晩少しずつ眠れるようになってきた」と感謝の言葉をかけてくださり、すごく嬉しかったんです。私がやりたかったことはこれだ、って思いました。

不安障害を持つ患者さんのケースでは、初回カウンセリングで心理状態を詳しく見て、認知行動療法を段階的に導入しました。まず患者さんと一緒に、不安を引き起こす状況を特定し、その状況に対する思考の歪みを修正するための技術を伝えました。完治までは時間がかかりますが、数か月間の定期的なセッションを経て、患者さんは「前よりも不安が軽減して日常生活が少しずつ楽になってきた」と感じるようになったとおっしゃっていました。

今までの自分の看護師としての経験、そしてナースキャリアアカデミーで学んだスキルと知識で、患者さんの生活の質を向上させることができたときの達成感は大きなものでした。

私のキャリアを大きく変えたNCA

ナースキャリアアカデミーを通じて得た経験は、私の看護師としてのキャリアを大きく変えてくれました。心理カウンセラーとしてはまだまだこれからですが、病棟ナースとして働いていた時より、自分らしくとても充実した日々を送っています。このプログラムに出会えて新たな道を見つけられたことに感謝しています。

心理カウンセラーとして働く中で、新しく自分のやりたいことも見えてきました。実は今、看護師専門のカウンセラーを目指したいなと思っているんです。以前の私のように、忙しい日々の中で辛さを感じている看護師さんたちの支えになりたいと思っています!

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